Raspberry Pi OSのインストール(1.8.4)

Raspberry PiのOSインストーラーとして、新たに1.8.4が公開されました。

現行のものと操作が少し変わりましたので、レポートしたいと思います。

SDカードを入手する。

Raspberry Piも小型のパソコンなので、記憶装置が必要で、MicroSDカードを使用します。

「A1対応」のMicroSDカードで、32GBのものが良いでしょう。

Amazonに適切な出物がありましたので、こちらを使用しました。

SDカードの初期化

新品として購入した場合の他は、SDカードを初期化します。

初期化の手段はいろいろありますが、今回は diskpart を使用します。

管理者権限で起動したコマンドプロンプトで、diskpartを起動します。

管理者権限で起動したコマンドプロンプトで、diskpartを起動します。

DISKPART> プロンプトが表示されたら「list disk」を入力し、Enterキーを押下します。

PCの全ストレージデバイスが表示されます。
メインSSD、HDD、SDカードを挿したので、3ディスクが表示されています。

select disk でディスクを選択します。
私の環境ではディスク2がSDカードなので、select disk 2になります。

clean allコマンドを入力し、Enterを押下します。
少々時間はかかりますが、クリアされたとの表示になれば、SDカードの初期化完了です。

万が一にも、実行するSDカードに必要なデータが残っていないよう、確認の上で実行してください。

インストーラーをダウンロードします。

2023年12月に新しいバージョンが公開されました。

バージョン1.8.4になります。

Raspberry Piの本家サイトに行き、ご自身が使っているパソコンのOSに合わせたインストーラーを選択してください。

サイトで、Softwareを選び、Raspberry Pi OSのインストーラーをダウンロードするページへ進みます。

私はWindowsパソコンを使用しているので、Windowsバージョンをダウンロードします。

ダウンロードした imager_1.8.4.exeを実行します。

 

 

特にインストールで選択肢などはありません。

Finishを押下すると、プログラムが立ち上がります。

Windowsに Raspberry Pi Imager として登録されているので、インストールだけして起動しなくても大丈夫です。

SDカードへOSの書き込み

起動画面です。パソコンにはSDカードを接続しておきます。
以前のバージョンと異なり、デバイスの選択が追加されています。

「デバイスを選択」ボタンを押下します。
手持ちの機材を選択します。スクロールすると、古い機材が選択できます。
3Bを選択してみます。

OSを選択します。
3Bを選択したため、表示されるのはLegacyのみとなります。
Raspberry Pi OS(Legacy,64-bit)を選択します。

ストレージを選択すると、「次へ」ボタンが有効化されます。

メニューが現れ、設定の変更などができます。
「設定を編集する」ボタンを押下します。

ホスト名やユーザー名などを変更できます。
ユーザー名とWi-Fi、ロケールの設定のみで大丈夫かと思います。

SSHの鍵の設定も行えます。
「パスワード認証を使う」を使用すれば、そのままログインできます。
構築後、鍵ペア作成コマンド、ssh-keygen -t ed25519 で作成できます。

オプションは特に変更する内容はありません。

設定画面の中で「保存」を押下すると、「設定を編集する」ボタンが青くなります。
これで「はい」を押下すると、SDカードへの書き込みの確認となります。

最終確認です。
「はい」を押下すると、書き込みが始まります。

書き込み中です。
暫く待ちます。

完了しました。
「続ける」を押下すれば、すべて完了です。

まとめ

「デバイスを選択」が追加された事で、機材に会わせたOSの選択が簡単になりました。

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