Windows Updateに関するお話

Windowsの使用は常に最新で!

社内SEは、社内のシステムを管理するのがお仕事になりますので、当然ですが、Windowを最新状態に保つのもその管理のうちにはいります。

デザイナーや管理職、事務の方はあまりこうした事に頓着しませんので、アップデートを放置しがちです。
困ったことに、Windows Updateは、人間がパソコンを操作する合間を縫って(これをバックグラウンド処理といいます)ダウンロードされている事が多く、ソフトの調子が悪いなどで、再起動をかけたときに発動して、「なんか変な画面が出た!」と助けを求めに来る事が多いです。

このため、先回りしてWindows Updateをかけさせ、昼休みなどに反映させる事で、気にさせないようにしていた事があります。

でも、先回りというのはどうすれば良いでしょうか?

実は、Windows Updateは日程が決まっています。

毎月、2番目の火曜日(アメリカ時間)

に公開されます。
日本とは、14~17時間の時差がありますので、だいたい水曜日になれば、アップデートを取得できます。

カレンダーで月2回目の火曜日を確認しておき、その翌朝、朝礼やメールで、

下のスタートをクリックしてメニューを出し、歯車マークをクリックして、Windows の設定を開き、更新とセキュリティをクリックするよう促します。

一ヶ月以上など、長期にわたって電源を入れないと、このようにアップデートプログラムが貯まりすぎて画面を埋め尽くしてしまう事がありますが、順番に更新がかかります。

理想的なのは、この「最新の状態です」が表示されるのがベストです。
この状態でも念のため、更新プログラムのチェックは押してもらうようにしましょう。

その上で、昼休みに入るとき、パソコンを再起動するように促します。
すると、手動動作でUpdateを読み込み、昼休みに再起動されるため、午後の仕事にかかる段階では、Updateが適用された最新状態となります。

さて、このWindows Update、知らない人には何のために実施しているのか判らない人もいます。

なんのために実施するのかを説明するのに、知らない人には少々衝撃的なお話をします。

それは、Winndowsパソコンには使用期限がある事です。

社内とはいえ、システムエンジニアとしては常識なのですが、世の中にはもちろん知らない人が居て、けっこうなトラブルになった事があります。

皆さんは、パソコンは故障しない限り、ずっと使い続けられるものだと思っていませんか?

確かに家電製品は壊れるまで使えますから、電源も入るし、モニターも表示され、どこも問題が無い状態にも関わらず、「期限が来たから使えません」と言われると違和感があるかもしれません。

しかし、実はWindows のパソコンには、10年という使用期限が設定されています。
買ってから10年ではありません。そのパソコンのOSが世に出てから10年です。
ですので、搭載されているOSが9年前のものなら、例え今日買ってきても、基本1年しか使用できません。

端的な例で、このサイトを見られているパソコン、起動時にこんな画面がでませんか?

これは、Windows7というOSが走っているパソコンである事を示しています。

そして、Windows7の使用期限は、2020年1月14日ですので、この記事を書いた時点で、使用期限が残り半年以下に迫っているという事になります。

少し前では、2014年にWindowsXPで同じ事が発生しました。

では、2020年1月15日になると、Windows7機はどうなるのでしょうか?
一斉に起動できなくなるのでしょうか?

いいえ。起動は問題無くできますし、操作もできます。
ただ、気付かないところで深く静かにトラブルを進行させていく事になります。

使用期限が来たWindowsは、上記のWindows Updateが供給されなくなります。

つまり、いつ行って「更新プログラムのチェック」をしても、最新の状態となってしまいます。

これがどれほど恐い状態なのか、普通の人にはなかなか理解ができないと思いますので、できるだけ判りやすく説明します。

ある日、あなたが帰宅しようと家の前に来たら、なんか変な人達がドリルであなたの家の壁に、穴を開けているところに鉢合わせしました。
さて、あなたはどうしますか?

実際の家なら、まずは警察を呼び、見聞し、次に工務店を頼んで穴を塞いでもらうでしょう。
穴を開けようとした部分に補強をするなど対策もしますよね?

実は、Windows Updateはこの作業と非常に似ています。

パソコンのプログラムは、それを紙に印刷したりしたら、百科事典が数百冊出来てしまうほど膨大な文字列でできています。
しかも複数のプログラムが複雑に絡み合っている状態です。
文字列の間違いや、他のプログラムとの干渉で、技術開発時には予想もしなかった思わぬトラブル、いわゆる「バグ」が発生する事は実に多く、ぶっちゃけるとこの世の中にバグの全く無いプログラムは存在しないと言われる程です。

こうして、予期しない動作や、思わぬ脆弱なところは、悪意を持った人に利用され、パソコンの乗っ取りなどを企まれる事があります。

先の、家の壁に穴をあけようとしていた悪人などは、まさにこの例です。

Windows Updateは定期的に、このバグや脆弱なところを修復するためのプログラムです。
また、その穴を突こうとした人をトラップするような仕組みも組み込まれます。
まさに、警察や工務店への連絡に似ていますね。

ところがある日を境に、警察に連絡しても、工務店に連絡しても、来てくれなくなったらどうでしょう?
しかも、相手も、もう警察も工務店も来ない事を知っているとしたら?

たぶん、堂々と開けに来ますね?

いままではコソコソしていたとしても、もう警察も来ないし、工務店も塞ぎに来ないので、穴をどんどん開けても咎められません。開けた穴からあなたのプライバシーは覗き邦題。家の中になにか置いてあったら取り放題。
そんな家に住んでいられますか?

「そんな、期限が来たってパソコンは使えるんだろ?」

という管理職の方々には、是非、ドリルで穴開けられまくった家に住んで頂きたいですね。

と言うわけで、もう半年を切りましたので、Winndows7機を使われている方は、是非、Winndows10へ移行をお急ぎください。

Windows Updateと、Windows10アップグレードの違い

とはいえ、Windows10も登場時は、社内SEとしてけっこう酷い目にあったものです。

Windows7、8、8.1のOSを使用していると、無償でWindows10にアップグレードできるというサービスがあったのですが、これがとびきり酷いものでした。

勝手にWindows10にアップグレードを促すポップアップが立ち上がり、しかもこの画面の消し方が判りにくい。
うかつにリンクを押すとアップグレードが始まってしまうという設計でした。

さらには「今すぐアップグレードする」か、「後でアップグレードする」しか選べないという画面になり、勝手にアップグレード日時を予約までする始末。

社内のパソコンの何台かがこれにひっかかり、Windows10へのアップグレードが始まってから「なにか変な画面が…」と助けを求められたのも一度や二度ではありません。

結局、試験機を立ててWindows10にアップグレードさせ、アプリをインストールして試すという手間をかけ、どうやらOKという判断すると、今度はなぜかなかなかアップグレードの予約画面が出て来ないという…

そんなWindows10は、Microsoft社が言うところでは、「最後のWindows 」という事です。
つまり、 Windows11とか、 Windows12みたいのは出て来ないという事になります。
でもこれも正しくはないような気がします。

実は Windows11や12にあたるOSはもう出ています。

実はWindows10は、概ね半年に一度、 Windows10 アップグレードが公開されているからです。

現在、最新のものは1903。 2019年の3月にリリース版が出来たための名称のようです。
※実際に一般でダウンロード可能になったのは5月過ぎてでした。
その前が1809、1803、1709、1803とありました。
画面が大きく変わっていないため、あまり気が付きませんが、実はけっこういろいろなところが修正されています。

この Windows10 アップグレード も、当初はWindows7などからのアップグレード同様、「お行儀」が悪く。勝手にアップグレードが開始されるなど、いろいろありましたが、現在ではユーザーがアップグレードしたいという意思が優先されているようです。

しかし、上記のように、古いOSは問題がいろいろ多いため、いつ何時、勝手にアップグレードされるかわかりません。
時々は、Windows10のエディションをチェックして、なるべく最新にしておくと、予期しないアップグレードなどを防ぐ事ができます。

2019年6月時点ですが、Windows Updateを手動チェックに行くと、1903が公開されているのでダウンロードしてインストールするリンクが表示されます。

現在のところは、この手動チェック以外には強制的に発動する方法などは無いようです。

ダウンロードとインストールですが、やはりOSの更新だけあってかなりかかります。

セットして寝てしまうなど、長時間パソコンが点いているけれど操作する必要がない時間を狙って実施するのがオススメです。

一晩がかりでダウンロードとインストールを実行すると、再起動要求となりました。

これで再起動すると

このように、Windows10の1903となりました。

Windows10からは、こうして自身を半年毎にアップグレードしていくため、 Windows XPやWindows7の時のように、目立ったOS交換トラブルは無くなっていくでしょう。

Windows Update Windows10アップグレードや、Windows7パソコンの入れ換えなどで、なにかご不明点がありましたら、お問い合わせからご連絡いただければと思います。

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